第08話「さらば!月乃葉学園」です。
前回カグヤを救出したものの倒れてしまったミューズ。彼女がかけられたアブセント・ハートは伝説の時代、巨人族を屈服させるために時の術者が編み出した強力な呪法であり、これまでプリンセスが敵に操られていたのはこの呪いを施されたためでした。
これまでミューズがコックピットに乗り込んでは洗脳を解いてきましたが、洗脳を解いていたのではなく、この呪いを自分で背負ってきたことが明かされます。
自分で全てを抱え込もうとするミューズを主人公が叱咤。今後はとにかく俺を頼れと豪語する肉食っぷりが素敵です。かけられた呪いを解除する方法は現段階では不可能らしく、第08話にしてようやくシリアスに突入――かと思いきや、数日寝たら何食わぬ顔で体調を取り戻しているミューズ。
体育祭実行委員を押し付けられた主人公と一緒に役職に精を出す姿をみて安心すればいいのか笑えばいいのかよくわかりません。色々と変な設定を出しては自縄自縛で首を絞めているように感じてならないのですが、まあいいでしょう。
そんな訳で体育祭の準備です。
実行委員を押し付けられた主人公は反発するかと思いきや、素直に引き受けます。他にも部屋の掃除をしたり、借りていたものを友人達にかえしたり、睦からみて妙な行動を起こすように。まあ、色々と覚悟を決めたということなのでしょうね。
ミューズに対する好意も固まったのか、何かとミューズに引っ付いてはアクションを起こしたり贔屓するようになってきます。
デートをしたり食べ物を差し入れたり夜空を見上げたり、もはや両想いといって差し支えないでしょう。他のプリンセスも生暖かくふたりを見守ります。
そして睦の目に涙。このゲームが一本道でなければしっかりダブルヒロインだったのでしょうが、幼馴染は負けヒロインの法則がここでも発揮されて辛いです。
面倒見のいい彼女でもいればとぼやいたり、ミューズを応援する気持ちも嘘偽りのない本心だったでのでしょう。それがまた切ない。背中を見せて去る彼女の姿に人生とは後悔の連続だよなあとしんみりしてしまいました。私もよく後悔しますからね、産まれてしまったこととか。
何にせよ準備期間は終了。体育祭本番です。
ミューズと主人公の関係を見守るのかと思いきや、お弁当をつくってきたり騎馬戦で組んで欲しいなどと主人公に絡もうとする睦やプリンセスたち。モテモテです。モテモテですが導入するの遅すぎなような。
主人公以外の男性との交流があまりないプリンセスはしょうがないとして、睦はあのイベントの後に何のクッションもなくこれだったので分裂症気味にみえました。やっぱり諦めきれない――とかそんなイベントがあってこれならまだしもねえ。
あまりのショックに精神に異常をきたした可能性も否めませんが。
結局、弁当はミューズのを食べ、騎馬戦もミューズと組む主人公。これまでのイベントの積み重ねが他の連中と違うのでどうしようもありません。ザクでガンダムに勝てないように、サブヒロインでは正ヒロインに勝てないということでしょう。
G-SELECTION 機動戦士ガンダム0080 DVD-BOX (初回限定生産)
- 出版社/メーカー:バンダイビジュアル
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 43回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
OVAで睦が正ヒロインになればワンチャンありますけど。
そんなこんなで体育祭が終了。
そのまま夜になりますが、この日はもちろん満月の日。クロスロード鉄鋼兵団は襲ってきませんが出撃します。クロスロード鉄鋼兵団を倒すためにヘキサムーンへ突入するのです。
会長と葦浦さん。そして睦に見送られて最終決戦へと挑む主人公一行。感動的なシーンのはずなのに、カグヤと全然交流してないのに最終決戦だとか夜の出撃なのに出撃ムービーが昼だとかつまらないことを気にしてしまう自分のアス☆ホールの小ささにビックリしてしまいました。
「ビッグ・ファイアの為に!」と思わず叫んでしまったこともナイショですよ。