知人から要望のあった『LOVE&DESTROY』をプレイしていました。本当は自前の積みゲーを消化したかったのですがしょうがないです。他にも『ヘキサムーンガーディアン』やら『ニャニャンがニャン』やら計7本のPSソフトを「プレイレポートよろ」と手渡されたのですが、これらに手を出す頃には白骨化している気がします。
『LOVE&DESTROY』は1999年に発売されたPS用恋愛アクションゲームです。内容は突如現れた謎の物体が街を破壊するなか、未来からやってきたアンドロイドに素質があると拉致されて『ファイブスター物語』のファティマみたいな少女達と繋がりながらロボットを操縦。上手いこと世界の危機を救うことで心だけでなく下半身の器官を繋げる関係になれるという作品です。
キャラクターデザインを担当しているのは『電影少女』や『I"s』を連載されていた桂正和先生。往年のジャンプヒロインと恋愛をしているような怪しい感覚にトリップ出来ます。
攻略ヒロインは三名。
赤 ツンデレ
青 お姉さん
黄 妹
まあツボを抑えているのではないでしょうか。取り敢えずメインヒロインっぽい赤いツンデレViViでプレイしたのですが、訓練終了後の最終戦に敗北したことでタイトル画面に戻されてしまいました。
恋愛要素があるからヌルいと思っていたのですが存外に難しいです。緊急回避や防御がないのでひたすら敵をロックオンサイトに収めて攻撃するしかないのですが、敵がやたら早い上に手動でロックオンできない為にプレイしていて何が何だかわからなくなってしまいます。また戦闘中に通信するたびに好感度があがるのですが。
画面に顔面のドアップがはいる演出が入るので画面が見辛いったらないです。倒す前に好感度を上げきらなければいけないため連射を要求されているようなものですし、そのために指が一本塞がれるという何ともアレな仕様のため操作が煩雑になっています。ステージ数自体は少なく上手い人なら30分程度で最後までいけるでしょうが、ユーザビリティが悪いために馴れない人は時間がかかるかも。私は一番機体が強かったKiKiでクリアするのに3時間くらいかかりました。
最終ステージ前半に出てきたボソンジャンプする三体がどーしても倒せなくて、知人にヘルプを求めたら「おれ体験版しかやってないよ」という舐めた返事が帰ってきたのでどうしようもありません。攻略サイト検索しても出てこないし。実は無茶苦茶マイナーだったんでしょうか。
クリアしましたが感想はうーんって感じ。戦闘が終わるとアニメーションが挿入されて2人の関係が深まる様をみせてくれるのですが、完全に過程をすっ飛ばしたダイジェストムービーになっているのでキングクリムゾンでスタンド攻撃をされた気分になります。最後までプレイして、結局このゲームは何がしたかったんだろう……と呆然とすること請け合い。イベント集とわりきればそれなりに楽しめるんですけどね。
いまのところは題材は悪くないけれど……な作品。アンドロイドと協力してロボットを操縦し、恋愛に発展させるというコンセプトはイケてましたし、作中の雰囲気やヒロインたちは魅力的でした。ただただ作りこみが足りてなかったのが残念無念です。似たようなゲームをいま出せば結構人気出るんじゃないかな。
他の2人も攻略して、後でまとめます。